花火は私の命だと思ってる─。
信濃川の広大な河川敷を舞台にした長岡まつり大花火大会。戦後の長岡花火を発展させた伝説の花火師・嘉瀬誠次さんの人生をたどり、長岡花火の未来を展望する。
【内容】
日本三大花火大会の一つに数えられる長岡まつり大花火大会。そこには戦災犠牲者の慰霊と復興、平和への願いが込められている。嘉瀬誠次さんは終戦と同時にシベリアに抑留され、帰還して家業の花火作りに従事。正三尺玉を復活させ、シベリアに眠る戦友のために鎮魂の花火「白菊」を作った。世界の夜空に〝炎華〟を描き続けた花火職人の道を、長岡花火の歴史とともにたどる。
タイトル:新潟日報ブックレット⑤長岡花火と嘉瀬誠次
著者:相田晃(新潟日報社)
ISBN:978-4-86132-865-7 C0321
初版発行日:2024/8/1
初版発売日:2024/7/26
相田晃(あいだ・あきら)
1968(昭和43)年、新潟県五泉市生まれ。新津高、早稲田大卒。92年、新潟日報社入社。報道部自治デスク、同経済担当部長、長岡支社報道部長などを経て、2023年4月から論説編集委員。