死の時点でその一個の生命が終わりなのではなく、死に関する信仰をもとに、死後も形を変えながら生は紡がれ、つながっててゆく―。本書ではさまざまなキリスト教美術作品を取り上げながら、キリスト教独自の生死論―いのちのつながりを考察する。
【目次】
第1章 旧約聖書の契約思想
第2章 新約聖書における契約思想
第3章 メシア思想と救済論
第4章 洗礼とキリスト教の成立
第5章 虹・生命の木・生命の水のモティーフからみる生死論
【著者】
細田あや子(ほそだ・あやこ)
1999年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2000年、ハイデルベルク大学大学院修了(Dr. phil.)。2000年より新潟大学人文学部助手、准教授を経て、現在新潟大学人文社会科学系教授。
仕様:A5判、並製本、72ページ
定価:1,100円(本体1,000円+税)
発行:2023年3月31日
ISBN:978-4-86132-826-8 C1316