芦田恵之助の教育者的堪能 読み方教授編
明治6年、兵庫県に生まれた芦田恵之助は、随意選題や七変化の教式など革新的な国語教育法を導入し、その基盤を築いた教育研究者です。本書は、その読み方教授法を多角的に解き明かし、現代の授業改善にもつながる示唆を与えます。
著者は長年にわたり芦田の教育実践を研究。授業記録の分析を通じて、教授知識・技能と実践の根拠の相互関係を整理し、国語教育の発展に資する知見を提示しています。教育研究者・現職教員必読の一冊です。
著者略歴
上越教育大学非常勤講師、新潟県立教育センター指導主事を経て、10年間で7回の公開授業研究会を主催。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、日本CLIL教育学会所属。
主な著書:『芦田恵之助の綴り方教師修養論に関する研究』(2004年、溪水社)
