
¥1,100(税込)
レビューはまだありません
医療の著しい発展とともに、重要度を増す「生命倫理」の視点。人がどこまで生命を人為的に操作してよいかを問う「生命倫理」は、医療だけでなく、文化、特に宗教と密接に関わってきた。イスラームにおける「生命倫理」について、聖典解釈を中心に紐解いていく。
【目次】
第1章 聖典解釈とイスラーム法
第2章 イスラームの婚姻制度とジェンダー
第3章 避妊と中絶―初期胚の問題
第4章 生殖補助医療
第5章 死と終末期医療
青柳かおる(あおやぎ・かおる)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大学院人文社会系研究科助教等を経て、現在、新潟大学人文社会科学系(人文学部)教授。著書に『イスラームの世界観─ガザーリーとラーズィー』などがある。