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歌人として、書家として、そして美術史家として、近現代における「最後の文人」と評された會津八一。その生涯は決して順風満帆ではなく、逆境の連続だった―。いかにして八一の才能は花開いていったのか、秋艸道人75年の足跡をたどる。新潟市會津八一記念館開館50年記念出版。
《目次》
はじめに
幼少期
小・中学生時代
上京と帰郷
早稲田大学時代
有恒学舎教員時代
早稲田中学教員時代
早稲田大学教員時代
疎開と晩年
資料
おわりに
喜嶋 奈津代(きしま なつよ)
1975年、新潟市江南区に生まれる。新潟大学教育学部特別教科(書道)教員養成課程を卒業後、1998年より、新潟市會津八一記念館学芸員として勤務。専門は書道史。2001年、早稲田大学會津八一記念博物館との所蔵品交換特別展「會津八一生誕120年記念展」をはじめ、03年、特別展「會津八一と棟方志功」、10年、日本経済新聞社との共催「平城遷都1300年 奈良の古寺と仏像―會津八一のうたにのせて―」など毎年開催する特別展や企画展を担当する。