新潟大学特任教授 伊藤 充 著
県民性・地域性、その歴史的系譜
忍従、忍耐、寡黙、ひたむき、実証的、実利的、粘り強さ、堅実勤勉…。
頑固、諦観、陰気、排他的、消極的、口下手、指導性・独創性の欠如…。
何千年にわたり繰り返し歴史の積み重ねとして経験し受け継がれ身に染み込んだものこそが県民性・地域性なのである。その形成の歴史を知ることこそ自分たちを知ることである。
越後は敗者の歴史/支配者は他所の人/間引きのない国/一国意識が育たない/明治初期の市町村数・人口は日本一/水害は挑戦の歴史/積雪は雪害/「えちご」と呼ばれた名産品/まずかった新潟米/二流酒から一流酒へ/一大漬物供給地/失敗が生んだ米菓王国への道/女房にするなら越後女/警官を使って上げた就学率など66編303項、多彩で楽しい話題満載。
政治、社会・生活、産業、文化、町。様々な歴史的検証から新潟県の県民性を考察する楽しい歴史読本。
A5判 328ページ
お詫びと訂正